2006年04月16日

杉山登志〜広告の偉人

杉山登志さんという広告クリエーターがいた。
彼を信奉するクリエーターは多いが、
私もその生き方に魅せられ杉山登志さんを信奉する一人だ。
広告を作るとき、時より思い出す。


時間がないから・・・
営業の意向で・・・
クライアントの好みだから・・・
過去はこうだったから・・・
これは全部イイワケ、予定調和にして妥協の産物。


わずか一言のコトバの違い
わずか1oのレイアウトの差
わずか1秒の間
わずかな演出の違い
そんなわずかだけども、ひとつひとつの要素を
100%追求するのが本物のクリエーター。
「まぁこんなものでしょう」なんてよくある世界は
杉山登志さんは無縁だったのでしょう。


資生堂の広告やレナウンのCM、
モービル石油の「のんびり行こうよ」のCMで
で有名になった杉山登志さんは、
その壮絶な生き様で広告世界の伝説となってしまった。


その活躍は
「CMにチャンネルをあわせた日・・・杉山登志の時代」
(馬場啓一・石岡瑛子/PARCO出版)
に詳しくのっている



傍から見ると華やかな世界で絶頂にある時彼は突然自殺してしまう。
死ぬ前に残した彼の言葉


リッチでないのに、リッチな世界などわかりません。
ハッピーじゃないのにハッピーな世界は描けません。

「夢」がないのに「夢」を売ることなどは・・・とても。嘘をついてもばれるものです。

広告を愛するがゆえに死を選んでまでも
自分の表現世界をつらぬけるクリエーターがいるだろうか。
純粋、愚直、頑固、奇才・・・

1973年彼は37歳で短い生涯を遂げた。
今年37歳になる僕は広告で何が残せるのだろう。


PS
ブログを見てくれている皆様へ
たかが15秒、されど15秒のCM
たかが1P、されど1Pの広告
たまに目CMや広告に目を向けてやってください。
ちょっと時間に余裕があるときだけでもよいので

posted by ジョルジュ at 16:38| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 快楽の広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!
トラックバックありがとうございました。

30代半ばを過ぎた頃、気力も創造性も絶好調でしょうね!
仕事とは、時に残酷な選択をもたらしますね。
ちっぽけな自営なので、
ちゃんと代理店勤務されているジョルジュさんとは、
レベルこそ違えど、私も葛藤しつつ生きてきた一人です。
共感を覚えるよいblogに巡り会えました!
ありがとうございます!
Posted by 72nuts at 2006年04月16日 17:05
資生堂のコマーシャルは好きでずっと見ていました。ピンクポップ、ピンクパウワウ、ブロンズサマー、ゆれるまなざし、などなど、、、、
他のCMも見たいなあ、、、、。
杉山さんのは今も印象に残っています。
亡くなられた時、新聞で知りましたが
「夢がないのに、、、、、」という残された
言葉はずっと記憶に残っています。
Posted by SESIRA at 2006年08月31日 08:58
コメントありがとうございます。
先日杉山登志さんのドラマやっていましたね
今杉山さんのCMを見てもとても魅力的です。
あの言葉は本当に重く、神聖な言葉だと思います。
Posted by ジョルジュ at 2006年08月31日 17:03
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/16643279

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。