今仕事場でPCのスクリーンセイバーはLISMOにしている。リスモとはauの新サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」の略。そのリスモをキャラクター化したのが、あのリスのキャラクター。ちなみにプロフィールは、年齢0歳、性別不明、出身はウィーンだそう。特技はムーンウォークで将来の夢は「やり手の音楽プロデューサー」だ(笑)
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キャラクター設定もなかなか面白いけど、デザインから見た広告もとてもユニーク。基本はすごくシンプル。緑色のバックにヘッドフォンを頭につけたリスモ君が白抜きで表現されている。リスモ君は白抜きだから表情がない。持っているauの看板はオレンジ色で、つまり緑と白とオレンジしか使っていない。実質2色で表現しているってことになる。だから凄くシンプルだけどシンボリックであるので「キャラクター」と「メッセージ」が強く印象に残る。
リスモのCMはあのiPodのCMととってもダブる。あのダンスする人のシルエットをPOPな色調のアニメーションで描いたiPodのCMである。音楽サービスのCMという理由だけではない。シンプルな「ビジュアル」に刺激的なヒトコト「GOOD BYE! MD」。あのCMも強烈に印象に残っている。さすがアップルの広告、と。
いい広告というものはビジュアルとメッセージが極力フォーカスし記号として集約されたものでなければならない、ということを再認識させてくれる広告だ。今の時代記号として刷り込まれた情報が「検索」という行為に繋がっていくのだから、これからの広告制作でも大切な視点になっていくであろう。
auは製品同様広告もユニークな表現を追及している。方やドコモの王道的なイメージに対し、auはエンターテイメントイメージでブランディングを行っているから、毎回広告が楽しみな企業のひとつだ。両社の広告表現戦略の違いもとても面白い。PCのイメージで言えば、WINDOWS陣営がドコモ、MACがauという感じ!?どっちが先進的でスタイリッシュか?図式はドコモダケVSリスモという感じで結果は言うまでもないですね。iPodとauが合体したワンセグ携帯電話!?なんて出たらすぐにでも買うのに(笑)競合になるから出るわけ無いか!という僕はドコモユーザー(未だにMOVA)である。何故に?