試合の主導権は握りつつ、緒戦のブルガリア戦の敗戦、スコッランドのドローと結果が残せない。昨日も惜しい場面は何回かあったが、日本が決められなかった、ということよりもリスクを犯さないスコットランドの試合運びで0-0に持ち込まれた、といった方が正解だろうか。小野はさすがに終盤長いドリブルでゴール前に切り込みシュートまで行こうとした等流れを変えるべく奮闘していた。ウェットコンディションのピッチでゴール前のリスクの高いパスはリスクがある、と判断したのだろうか?ゴール前を固めるスコットランドからは意外なプレー虚をつかれ対応が遅れていた。あのロングドリブルはリズムを変える素晴らしいプレーだった。9割主導権を握っていたとしても「判定勝ち」は決して無い。圧倒的に攻めていても一瞬のカウンターでワンチャンスを決められれば負けは負け。どうも、日本は試合運びがうまくない。コンフェデのブラジル戦のパフォーマンスはとても評価が高いが・・・善戦はしても、結局は予選敗退。ブラジルは悪いなりに結果を残した。前回優勝のアジアカップでも、ロスタイムの劇的なゴールでなんとか勝利をつかむという具合。過去に比べても時間はたっぷりあったわけで、経験不足では説明がつかない。

その試合を変えるスーパーサブとして松井には是非入ってもらいたい。ヨーロッパでの経験に加え、組織のリズムで崩せないときに、個人のリズムで試合の悪い流れを変えられる技術と戦術眼をもっている。明日14:00、いよいよ代表メンバー23人の発表・・・ジーコの思惑は・・・